お前は植物の力を知っているか?

ネットフリックスドキュメンタリー映画

「ゲームチェンジャー」を観ました。

 

 

この映画の結論から言います。

 

これからのアスリートは

 

肉をやめてビーガンになるべきだ!

 

という強いメッセージを感じました。

私自身、現役でボディビル競技にチャレンジしています。

職業はパーソナルトレーナーで、日々のトレーニング、栄養については

これまでもしっかり勉強し実践し、結果を出してきた自負があります。

 

お客様にも様々な貢献をしてきました。

筋肉やトレーニングには大事な栄養素であるタンパク質は

"肉"から摂ることは何の疑いもなしに当たり前に摂取していました。

 

しかしこの映画ではこれまでの常識を覆す

事例がたくさん紹介され、驚きを隠せない衝撃を受けました。

 

 

気になったポイントを解説しつつ私の感想を言いたいと思います。

 

・なぜ今菜食主義が注目されているのか?

・菜食主義でも結果を出してるアスリートがたくさんいる

・植物性たんぱく質でも肉体づくりは十分にできる

・炭水化物をしっかり摂ることで調子が良い

・血管の炎症が減るので心臓病のリスクを下げる

・まとめ

 

 

 

なぜ今菜食主義が注目されてるのか?

畜産における温室効果ガスの排出や水不足による環境問題が挙げられています。

日頃から当たり前のように肉を買って毎日食べていたのですが、

 

まさか地球がそんなに資源に困っている状況だったとは知りませんでした。

水不足も深刻らしく、牛や鶏豚が食べる穀物を育てるために使われる水や

土地の面積等、合わせると人間の消費量よりもずっと多いらしいです。

 

それだけたくさん地球の資源を使ってでも

この肉食文化を継続させるべきなのか。今問われてるようなのです。

 

肉を食べるために様々な自然が破壊されて地球の資源がどんどん無くなってしまうの

は確かに残念です。永遠にこの快適な環境が続くことは無く限りある資源だからこそ

大切に使わないとなんですね。

安い肉を大量に生産し世界に流通させることは確かに今後の時代にはそぐわないのかも

知れません。

 

 

菜食主義でも結果を出してるアスリートがたくさんいる

 

パワーリフター、400m走、総合格闘家、トレイルランナー、ボディビルダー

自転車競技NFL選手

様々なジャンルのアスリートが菜食メインの食事に切り替えて、コンディションが良くなったり、好成績を残したりと、明らかなフィジカルの変化があることがわかっています。

 

この事実は衝撃でした。

ここに紹介されたアスリートはアマチュア選手ではなく、各ジャンルのプロ選手、

オリンピック選手、世界のトップアスリート達です。

特にストロングマンコンテストに出ている選手はまさに筋肉、パワーが最も

関係してくる競技です。肉体づくりには当然肉が主食だろう!って思いますが、

実際は菜食の食事でその体は作られていました。

 

まじか!いけるのか!菜食メインでも肉体づくりは成功できるのか!

ボディビルダーの私でも肉メインの食生活の私でも、肉をやめて、菜食で

筋肉は育つのか!?

 

疑問が湧いてきました。でも世界のアスリートは現に証明してます。

 

試してみたい気持ちになってきました。

自分が肉をやめて筋肉が減ったり、せっかく

ここまで育ててきた肉体が衰退したら、どうしよう、

不安の方が明らかに大きいですが、

 

とにかく最後まで見てみます。

 

 

・植物性たんぱく質でも肉体づくりは十分にできる

でも肉を絶ってしまったら、タンパク質不足になるんじゃないの?

アスリートにとって筋肉の材料である、タンパク質は大事でしょ?

 

これまでの常識では動物性タンパク質を十分に取らないと、筋肉は成長しないし、

パワーもつかないと、言われてきました。

 

自分もそれを当たり前に信じて毎日鶏胸肉を1kgほど食べる生活をずっと続けてきました。

 

でも違うと、そんなに必要ないし、植物性でも十分足りると

この映画では示しています。

 

筋肉肥大に必要なタンパク質の量というのは実際に様々な研究が日々進められてきて、

体重×2倍、1.5倍、3倍、等研究結果は色々と結論が違います。

 

 

ここはもう個人差としか言いようがないかもしれないので、自分で試すしかない。

という気持ちは益々強くなってきました。

1.5倍から1.7倍であれば植物性たんぱく質でも充分摂れそうです。

 

・炭水化物をしっかり摂ることで調子が良い

ボディビル 業界では糖質の摂りすぎは体脂肪増加に繋がるというのは常識だったので

私も普段から控えめに摂取し、それよりもタンパク質をしっかり摂っていましたが、

ゲームチェンジャーに出てくるビーガンプロボティビルダーは好きなだけ炭水化物を摂取してもバキバキに絞っていました。

 

確かに精製された炭水化物は体脂肪を増加させますが、サツマイモ等の自然の

炭水化物は体脂肪減少させ、筋肉量を増やすことも研究結果で分かっているのです。

 

好きなだけ、炭水化物を摂りながら筋トレができるなんて幸せの極みです。

更に絞れるなんて夢のような生活ですw

 

 

・血管の炎症が減るので心臓病のリスクを下げる

動物性タンパク質を摂取すると、同時に炎症化合物も生成されてしまい、

結果的に血管に悪い影響を与えてしまうそうです。

肉をやめるだけで、冠動脈心疾患のリスクが55%も下がったという研究結果も

出ています。

全身に必要な栄養を行き渡らせ、不要なものを排除したりするのに使われる

血管いわば道路のような機能を果たしていますが、その道路に大きな岩があったり、障害物がたくさんあったら、うまく車は走れないし、通行止で渋滞が起きたらそれこそ

荷物が目的地まで届かないし、渋滞してる箇所の環境はどんどん悪化してしまいますね。

肉をやめるだけで血管の流れがスムーズになるというのは栄養が隅々の細胞までしっかり届き体調含めたコンディションがより良くなるってことですね。

 

 

・まとめ

この映画をみて私はすぐに菜食に切り替えました。

日々の筋トレや減量にどう影響出るか、

肉食生活よりも良いパフォーマンスになるのか、

試したくて仕方ない。気持ちになっていたのです。

 

ボディビル 生活を10年近く継続してきました。

様々なダイエットを試してきて自分のライフスタイルや環境に合うやり方を

模索しながらトライ&エラーを繰り返しています。

 

今回はビーガンが私の人体実験のテーマとなりました。

もちろん常識を覆すほどのことなので、今までやったことありませんでした。

 

 

実際に今実践中の私の感想は

日常生活に取り入れやすいと感じました。

理由は日本人としては和食文化があったので、

和食中心=菜食中心

だからです。

 

主食の白米をたくさん摂れる

副菜で野菜と豆腐を使った野菜炒めや、納豆が摂れる

味噌汁にも野菜たっぷり摂れる

間食では、サツマイモや芋類がある

 

これだけで十分ビーガンが成り立ちました。

タンパク質不足がややあったので、大豆ミートを使ったり、

完全にビーガンに切り替えるのが難しいと感じたので

一食だけは焼き魚を食べたりしています。

 

他の乳製品や鶏、豚、牛は一切食べなくなりました。

体調は良いです。何よりストレスが大幅に減りました。

内臓に不快感も無く脳にもしっかり栄養が届くので

思考もクリア。

 

筋トレも前よりも粘れるようになりました。

これは良い反応が期待できそうです。

来年には減量が始まるので今から準備したいと思います。

 

コンディションも良いし、環境にも良いのでアリです。